痛み職人「腰痛専門整体室・欣令-Kinrei-」

東京都昭島市で「腰痛専門整体室・欣令-Kinrei-」開業の整体師・理学療法士、痛みに悩む方々に有益な情報を提供してゆきます

2016-01-01から1年間の記事一覧

腎臓シリーズ第12弾

本日は、慢性腎臓病の自覚症状についてお伝えします 。 『腎機能強化大全(わかさ夢MOOK)わかさ出版』 「慢性腎臓病で起こる自覚市場としては、尿の異常や顔・テ・足のむくみ、倦怠感、貧血、息切れ、夜間頻尿などがあげられます。ただこれらの自覚症状は、あ…

腎臓シリーズ第11弾

本日は、慢性腎臓病の発症率とメタボについてお伝えします 。 腎臓『腎機能強化大全(わかさ夢MOOK)わかさ出版¥830』より 「高血圧・高血糖・脂質異常に内臓脂肪型肥満が加わったメタボリックシンドロームの人では、慢性腎臓病を発症しやすく、メタボを構成…

「私『腰椎ヘルニア』って言われたけど、この痛みはなぜ?」(その3)

腰椎ヘルニアの原因について 当整体室にも腰椎ヘルニアと診断された方がたくさん見えますが、原因は別の事という事が多々あります レントゲンの検査などで、確かにヘルニアが脊柱管に飛び出している像が読み取れるものの、実際の原因は、腰椎の過剰な前弯(前…

「私『腰椎ヘルニア』って言われたけど、この痛みはなぜ?」(その2)

腰椎ヘルニアは、正式には腰椎椎間板ヘルニアと言います。背骨(腰椎)の椎体と椎体の間に椎間板があり、ちょうどクッション材のような役割を果たしています。構造は中央にゼラチン状の髄核、その周囲にはコラーゲンを豊富に含む繊維輪からなり、この髄核や繊…

「私『腰椎ヘルニア』って言われたけど、この痛みはなぜ?」(その1)

腰椎ヘルニアは、正式には腰椎椎間板ヘルニアと言います。背骨(腰椎)の椎体と椎体の間に椎間板があり、ちょうどクッション材のような役割を果たしています。構造は中央にゼラチン状の髄核、その周囲にはコラーゲンを豊富に含む繊維輪からなり、この髄核や繊…

「私『脊柱管狭窄症』って言われたけど、この痛みはなぜ?」(その7)

(治療その2) その他の原因、つまり腰や他の部分の筋肉の硬結、コリにより、腰椎脊柱管狭窄症と同じ症状、臀部や足の痛み・シビレを起こしている場合も、前回と同様に、腰部・腹部、そして首・肩・肩甲骨周囲の筋肉を緩めてゆく事を主眼に治療を進めてゆき…

「私『脊柱管狭窄症』って言われたけど、この痛みはなぜ?」(その6)

(治療その1)腰椎ヘルニア、腰椎すべり症、腰椎の過剰な前弯(前に反る)に対しての整体治療は、まず腹部の筋肉を緩める事から始めます。腹筋や腸腰筋がそのターゲットになります。次に腰部の筋で、腰方形筋や固有背筋を緩めてゆきます。最後は首・肩・肩甲骨…

「私『脊柱管狭窄症』って言われたけど、この痛みはなぜ?」(その5)

前々日から脊柱管狭窄症の原因と整体の領域について述べています。 脊柱管狭窄症原因が、腰椎ヘルニア、腰椎すべり症、腰椎の過剰な前弯(前に反る)の場合は、重症ではなく、線維化も進んでなければ、整体によりにより、腰椎ヘルニア、腰椎すべり症、腰椎の過…

「私『脊柱管狭窄症』って言われたけど、この痛みはなぜ?」(その4)

前回は、腰椎脊柱管狭窄症の原因を整理しましたが、今日は整体の領分について、つまり整体で対応が可能で効果を期待できる範囲についてお送りします。 原因①「脊髄神経の通る脊柱管が靭帯など軟部組織の肥厚化や骨の変性・骨棘化、腫瘍などにより脊柱管の内…

「私『脊柱管狭窄症』って言われたけど、この痛みはなぜ?」(その3)

ここで、腰椎脊柱管狭窄症の原因を整理しておきます。①は「脊髄神経の通る脊柱管が靭帯など軟部組織の肥厚化や骨の変性・骨棘化、腫瘍などにより脊柱管の内径が狭まり、脊髄神経を圧迫して、臀部や足に痛み・シビレが出る(狭義の原因)。②腰椎ヘルニアや腰椎…

患者さまのインタービュー投稿です

十年来の手首腱鞘炎と肩こりを克服された患者様にインタビューしました

「私『脊柱管狭窄症』って言われたけど、この痛みはなぜ?」(その2)

前回は、脊柱管狭窄症の原因は「脊髄神経の通る脊柱管が靭帯など軟部組織の肥厚化や骨の変性・骨棘化、腫瘍などにより脊柱管の内径が狭まり、脊髄神経を圧迫して。臀部や足に痛み・シビレが出る。最も特徴的なものに間欠性歩行があります」と申し上げました…

「私『脊柱管狭窄症』って言われたけど、この痛みはなぜ?」(その1)

本日より「なぜ?シリーズの第4弾:脊柱管狭窄症編」をお送りします。 臀部や足の痛みや・シビレがあり、病院やクリニックの整形外科を受診したとき、「あなたは脊柱管狭窄症です」としばしば診断されます。そして、しっかりとした説明はほとんどなく、薬を…

「私のこのぎっくり腰はなぜ?」(その6)

前回は、予防法についてでしたが、最終回はぎっくり腰で私が思うことをお伝えします。 ぎっくり腰で当整体室に来院された方々に、その経過を教えていただくと、ほとんどの方々は一か月前~2週間前から「腰が痛かった」とおっしゃいます。つまりしっかりと前…

「私のこのぎっくり腰はなぜ?」(その5)

今回は、どうしたらぎっくり腰にならないかとの予防法です。 身体のメンテナンスに通じる事なので、その予防法は一般的な事となります。ぎっくり腰になるきっかけは、無理な姿勢で腰に負担をかけ過ぎた(あるいは、少しだけかけた)時ですが、私の数度のぎっく…

「私のこのぎっくり腰はなぜ?」(その4)

ぎっくり腰の激烈な痛みに対して、当整体室では、全身の疲労してパンパンになっている筋肉を即効で緩めてゆきます。 激烈な痛みなので、うつ伏せなど横になることはできなくて、座ったまま、立ったままで治療を行う場合もあります。ともかく疲労した筋肉、特…

「私のこのぎっくり腰はなぜ?」(その3)

「私のこのぎっくり腰はなぜ?」(その3)前回はぎっくり腰の原因について、お話をしました。当整体室では、3段階に分けて治療方針を立てます。 第1は、原因が全身の筋疲労のみである場合で、3~5回の治療で治癒します。 第2は全身の筋疲労に腰部筋の肉離れ(…

オススメの本「長生きしたければ、運動はやめなさい!」著:佐藤青児

著者は歯科医で佐藤式リンパケアの創始者。整体室の現場でも「腰痛の予防の為の筋力強化は?」とか「ストレッチはどうしたら?」という質問を多くいただきますが、本気で取り組んでくれそうな人には、佐藤先生の提唱されている「筋ゆる」の方法をお教えして…

「私のこの臀部・下肢のシビレはなぜ?」(その6)

坐骨神経痛によるシビレの原因は「臀部や下肢など症状のあるところ以外の筋肉の硬結、過緊張」で、それは、臀部 と腹部、そして首肩の筋肉の硬結です。 これはお伝え済みですが、これらの筋肉を全て緩めても、痺れや痛みが戻ってしまう場合の対応は? その場…

「私のこの臀部・下肢のシビレはなぜ?」(その5)

昨日は男性35歳の方が当整体室に見えました。2か月前に腰・臀部が痛くなり、今は足全体にシビレがあるとのこと。 今回で4回目の治療、腰と臀部の痛みはなくなりましたが、足のシビレは残っていました。そこで、昨日は首肩回りを中心に治療、結果は「ほとんど…

「私のこの臀部・下肢のシビレはなぜ?」(その4)

坐骨神経痛によるシビレの原因は「臀部や下肢などシビレの症状のあるところ以外の筋肉の硬結、過緊張」で、それは、臀部 と腹部、そして首肩の筋肉です。 まず臀部の筋肉は殿筋や大腿筋膜張筋、そして、腹部の筋肉は大腰筋です。この大腰筋は腰部筋のもっと…

「私のこの臀部・下肢のシビレはなぜ」(その3)

前回、「臀部や下肢など症状のあるところ以外の筋肉の硬結、過緊張が原因です」と申し上げましたが、それは、臀部 と腹部、そして首肩の筋肉で、筋膜で梨状筋と繋がっているそれらの筋肉の硬結コリが、梨状筋を固くする原因となっています。 したがって梨状…

「私のこの臀部・下肢のシビレはなぜ?」(その2)

なぜシリーズ第2弾「私のこの臀部・下肢のシビレはなぜ?」(その2) 臀部や下肢のシビレや痛みで悩むの患者さんが、整形外科の診察を受けて、「坐骨神経痛ですね」と言われる方が多くいらっしゃいます。坐骨神経痛という言葉は病名ではなくて、あくまでも症状…

整体師の独り言(その1):やはり感動してしまう事

本日来室の初回患者さん、45歳の女性、うったえは生理時の臀部の重い痛みで、生理の1.2日前から終わるまで常に続き、歩く時や動作の初期に特に強いという事でした。「何故その痛みを取りたいのですか」というこちらの質問には、「家族に迷惑をかけてしま…

何故シリーズ第2弾:何故理学療法士は斜角筋に無関心なのか?

円背や猫背の患者さんを何とかしたいと思ったことがありませんか?うつ伏せにする、脊椎のモビライゼーション、胸郭の可動域の拡大、筋力強化や関節可動域訓練などで対応しますか? 今度斜角筋に触ってみてください。斜角筋が、円背や猫背 原因のひとつかも…

なぜ?シリーズの第二弾: 「私のこの臀部・下肢のシビレはなぜ」(その1)

最近、当整体室にいらっしゃる患者さんで多いのは、臀部や下肢の痛み・シビレのうったえです。比率としては約半数に上ります。歩いていると足が痛くなる、立ち上がる時に痛む、朝突っ張って痛みが抜けない、夜に足のシビレが出てくる、常時足がびりびりする…

「私のこの腰の痛みはなぜ?」(その5)

原因の説明ではありませんが、番外編として「身体の構造的類似点 」の説明をさせていただきます。 以前の投稿では「筋膜のつながり 」 について、説明をさせていただきましたが、別に、痛みやコリのある筋肉をゆるめるために用いる筋肉を選択する上で、「身…

「私のこの腰の痛みはなぜ?」(その4)

次に、「内臓の機能低下」という視点から説明してゆきます。 内臓、というと「何それ」という顔をする患者さんもしばしばですが、内臓が痛みやコリに関係している場合、痛みやコリの戻りが多い、 完治に時間がかかるという経過・結果になりますので、内臓の…

「私のこの腰の痛みはなぜ?」(その3)

「筋膜のつながり 」という観点から痛みの原因の説明を続けます。 腰痛は筋膜つながり により「それ以外のところに本当の原因がある」ので、腰痛の原因を、臀部や腹部、下肢等の筋肉に求めます。また、首・肩周囲は腰と構造的、運動学的に共通点の多い部位(…

何故理学療法士は痛みに無関心なのか?

痛みに悩む患者さんを目の前にしながら、関節可動域訓練、ストレッチ、筋力強化などごくごく当たり前のプログラムしか実施しない理学療法士の先生。 それで痛みが改善していると思っている先生はそれでよし。 でも、改善していない、時間の無駄と思っている…