「私『脊柱管狭窄症』って言われたけど、この痛みはなぜ？」(その4）

前回は、腰椎脊柱管狭窄症の原因を整理しましたが、今日は整体の領分について、つまり整体で対応が可能で効果を期待できる範囲についてお送りします。

　原因①「脊髄神経の通る脊柱管が靭帯など軟部組織の肥厚化や骨の変性・骨棘化、腫瘍などにより脊柱管の内径が狭まり、脊髄神経を圧迫して、臀部や足に痛み・シビレが出る(狭義の原因)」は残念ながら整体の領分ではありません。原因②高齢の場合あるいは重症の方で、線維化が進んでしまって、可逆的は変化が望めない場合整体の領分ではありません。原因③の過剰な腰椎の前弯の場合も、原因②と同様です。ただし、腹部や背部の筋、背骨の調整により腰椎椎間板や腰椎すべり症、腰椎前弯の改善が得られる場合は整体の対象となります。
以降は(その5）に続きます