「私のこの腰の痛みはなぜ?」(その2)
「筋膜のつながり 」という観点から、痛みの原因を説明してゆきます。
身体の筋肉は、筋膜(筋肉を覆う膜のこと)によって、手足の上下の筋肉や体幹の筋肉と密接に連結しています。つまり上腕の筋肉は、筋膜のつながりからいうと、手指・前腕の筋肉、肩や首などの筋肉と筋膜で繋がっていて、お互いに影響し会う関係にあると言えます。
ですので上腕の筋肉がコリで痛みを引き起こしているとき、必ず手指・前腕のある筋肉や、肩・首のある筋肉にもコリが起きています。
そして、筋肉には、筋膜で繋がり、お互いに影響しあっている筋肉の一方を緩めると他方も自然に緩むという性格があり、言葉を変えると、痛むカ所の硬さコリを解消するには、「それ以外のところに本当の原因がある」 という事を知らねばなりません。
以降は(その3)に続きます。