坐骨神経痛によるシビレの原因は「臀部や下肢などシビレの症状のあるところ以外の筋肉の硬結、過緊張」で、それは、臀部 と腹部、そして首肩の筋肉です。
まず臀部の筋肉は殿筋や大腿筋膜張筋、そして、腹部の筋肉は大腰筋です。この大腰筋は腰部筋のもっとも深部にあるインナーマッスルで、腰椎、骨盤、大腿骨を連結していて骨盤や腰椎の安定、下肢のコントロールに大きく関係していて、この筋肉が硬くなると筋膜で繋がる殿筋を硬くさせ、座骨神経痛を悪化させます。
大腰筋は身体の要となる筋であり、様々な疾患や痛みにかかわるポイントとなる筋肉として大切です。
以降は(その5)に続きます。